「北朝鮮帰国者の記憶を記録する会」について
「北朝鮮帰国者」が北朝鮮で生きた記憶を残す作業を、在日韓国・朝鮮人と日本人が協働・共同して担う事業にとりくんでいます。2018年7月8日大阪において、北朝鮮を離れて韓国に住む二人の帰国者をお迎えし、体験を聞く集会を開催。これをきかっけに、市民、研究者、ジャーナリスト、人権活動家などが中心に、2018年8月一般社団法人を設立しました。①非営利、非政治活動 ②在日韓国・朝鮮人と日本人の幅広い参加と協働 ③研究者の参加による学術的調査研究(聞き取り調査と取材)を進め、2021年末を目標に記録集「在日帰国者は北朝鮮でどう生きたか?(仮題)」の刊行をめざしています。現在、脱北した「北朝鮮帰国者」が、日本に約200名、韓国に約400名暮らしています。日本生まれの方のほとんどは高齢です。在日韓国・朝鮮人の歴史の中で空白になったままの「北朝鮮帰国者」の生き様を聞き取りする作業が急がれます。
2018年7月で開催された証言集会の様子。撮影 合田創 | 北朝鮮での生活について証言する広島出身のパク・ヨンスクさん。 2018年7月大阪にて撮影 合田創 |
・設立の呼びかけ人
合田創(ジャーナリスト、社団代表理事)、文京洙(立命館大特任教授)、辛淑玉(人材コンサルタント)、 林範夫(弁護士/社団監事)、ヤンヨンヒ(映画監督)、文世一(京都大学教授/社団理事)、宋在伍(医療福祉従事者/社団理事)、石丸次郎(ジャーナリスト/社団事務局長)、金時鐘(詩人)、郭辰雄(コリアNGOセンター代表理事)
・設立賛同人
金敬黙(早稲田大教授/社団学術研究アドバイザー)、山田文明(帰国者家族の生命と人権を守る会)、加藤博(北朝鮮難民救援基金)、三浦小太郎(評論家)、洪敬義(社会福祉法人職員/社団理事)